万が一異物を飲んだと気付いたら、まずあわてずに、応急処置を行って
ください。自分で応急処置ができない時や応急処置の方法がわからない
時には、大阪中毒センターに電話連絡を入れて指示を受けてください。
(0990-50-2499有料)
必要な処置は、当番の市立病院などが行います。

中毒を起こす心配があるものを飲んでしまったとき、いちばん良い処置は、とりあえず牛乳か水を飲ませて吐かせることです。

毒物の中には脂肪に溶けやすいものもあり、牛乳を飲ませると、その毒物の吸収を早めることがあるからです(ナフタリン、しょうのうや灯油などの石油製品がこれにあたります)。

意識混濁があるとき…窒息を起こしたり、吐いたものが気管に入って危険です。
石油製品(灯油、シンナー、ベンジンなど)を飲んだとき……気管に入りやすく、肺に入ると出血性肺炎を起こして高熱がでます。
漂白剤、酸性やアルカリ性の強い洗浄剤などを飲んだとき……これらのものは飲みこんだときに食道に火傷をつくりますが、吐かせるともう一度火傷を受けてしまい、症状が悪化するからです。
けいれんを起こすような薬を飲んだり、けいれんを起こしかけているようなとき
   ……こんなときに吐かせようとすると、けいれんを誘発してかえって危険なことがあります。